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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第97楽章 ―待ったなし!体制の見直し―

 平成22年の葵学園は理事、監事9人、評議員17人の改選期に当たり理事長が大高徳照氏から上野敏郎氏へ交代、評議員に新しく社会保険労務士の嶋谷耕治氏が就任しています。嶋谷評議員の就任は、葵学園全体の労務管理、事務管理体制を強化することが急務であったことに起因したのでした。帯広の森幼稚園の園長も4月から、唐沢亀三園長から秋葉正昭園長へ交代しています。

  また、平成22年の葵学園は、適性を欠く会計処理の是正をどうするか、不当労働行為の申し立て対応をどうするか、といった問題を抱えていました。この異常な状態をどう正常な姿に戻すかに多くの時間と人力を割かなければならなかったのです。そのために理事会は、弁護士、税理士を中心とする調査会の立ち上げを決定しています。

 幼稚園の話題に移ります。3月2日、つつじが丘幼稚園の年長組76人の園児が、近くにあるつつじが丘小学校を訪問し3年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちと遊びやゲームを通して交流しました。幼少連携プログラムの一環として行われたものですが、年長さんは一年後の入学に胸膨らませたのでした。

 また、4月15日付け十勝毎日新聞は、つつじが丘幼稚園に入園した双子4組の園児を紹介しています。双子の入園は珍しいことではありませんが、一度に4組は大いに珍しいのです。担任する教員も、双子の園児の一つひとつの動きに強い関心を持ちながらの保育になったのでした。

 もう一つのニュースは、6月28日付け十勝毎日新聞の、愛らしい振り付けとともに「アルプス一万尺」を歌う帯広の森幼稚園の園児たちの記事です。園児たちが歌声を響かせたのは帯広動物園です。葵学園が取り組む「童謡を使った豊かな感性を育む教育」の一環として開催する『第4回動物園で童謡を歌おうよ!』の様子が写真入りで載っています。

 この童謡の会は、つつじが丘幼稚園でも同じように実施しており、葵学園の特色ある教育プログラムに育つことを予測させる内容の園児の歌声でした。

 この年、悲しいことがありました。帯広源照学園時代から理事を務め、平成22年3月まで2年半理事長職にあった大高徳照氏が、10月ご逝去されています。関係者一同は、理事会、評議員会の席で黙とうしご冥福をお祈りしたのでした。


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