本文へスキップ

      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

電話でのお問い合わせはTEL.0155-23-7604

〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第44楽章 ―葵幼稚園に閉園問題―

 平成3年の十勝毎日新聞掲載の幼児教育関係報道記事を並べて見ます。

1.平成3年02月22日 母親の心構え学ぶ
          新入学児童のための母親教室 200人が講演聞く
2.平成3年09月04日 道私立幼稚園PTA大会
          来月、帯広で開催 清水国明氏が講演
3.平成3年09月06日 11月1日から受け付け 市内幼稚園の募集要綱
4.平成3年09月30日 葵幼稚園、閉園を提案 来年度から募集停止
          園舎老朽化など理由 在籍者卒業の平成5年度まで
5.平成3年10月03日 存続求め署名運動へ 閉園提案の葵幼稚園父母
6.平成3年10月12日 平成6年3月で閉園 来年度の園児募集
          閉 園前提に実施 葵幼稚園
7.平成3年11月01日 早朝から父母の列
          幼稚園の願書受付開始 入園が難しい園も
8.平成3年11月20日 道私学審答申 帯大谷定員50人削減
          葵西、帯西幼稚園は増加認可
9.平成3年12月05日 幼稚園で公開授業 「生活科」新設に向けて
          十勝教育研究サークル合同研究会

  以上が新聞報道の見出しです。ここでは葵幼稚園の閉園問題を取り上げなくてはなりません。この問題は、源照学園(現葵学園)にとって過去、現在、未来をつなげる幼稚園運営の難しさを教えてくれるからです。

 閉園を決断した当時の葵幼稚園の園児数は定員260人に対して前年比10人の減ですが255人です。決して落胆する数字ではありません。しかし理事会は、2年後の閉園を決め新入園児も募集しないことに決めました。保護者は署名運動で存続を求める行動にでます。

 9月30日に理事会は閉園を発表、10月3日には保護者会は存続を求める署名運動を決定します。保護者からすればあまりにも唐突なものだったのかもしれません。理事会は10月12日には閉園の1年延ばしを決めます。この半月足らずの新聞記事を見ただけでも理事会、父母会そして職員の混乱状態が見えてきます。この混乱はしばらく続くのです。
平成3年(1991)年9月30日 十勝毎日新聞


子ども子育て新制度について… 新情報はこちらをクリック!