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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第11楽章 ー葵幼稚園は?ー

 昭和41年2月3日付けの十勝日報に、『幼稚園も狭き門』と見出しを打った当時の入園状況を知ることができる記事が載っていますので、その内容を紹介します。
 小見出しは「願書受付けに父兄が前夜から泊込み」「受付け1時間で定員に」です。幼稚園にとっては園時募集に苦労の要らない、保護者にとっては何としてもわが子を入園させなくてはと苦労の多い時代であったのです。
 昭和41年、帯広市には7つの幼稚園があったと記事は紹介します。この7つの幼稚園が2月1日午前9時から一斉に願書の受け付けを始めて、その1時間後には全園の募集目標人数970人に達したので締め切ったというのです。
 正に"狭き門"ですが、どの園も母親たちの長い行列が見られたようです。中には、受付け前夜の31日夜から幼稚園に泊まり込む親もおり、幼稚園が簡易宿泊所になったのです。受け入れる側の幼稚園がよくそれを認めたものだと、妙に人間味ある空気を感じたりもする光景です。
 ちなみに、入園料は2,000円(前年度に比べて50%増し)、保育料は1,600円(前年度と比べて10%増し)になっています。

昭和41年2月3日付 十勝日報の記事
 7つの幼稚園の定員は次の通りです。
幼稚園名 5歳児 4歳児 3歳児
@帯広幼稚園 180人 70人  
A大谷第二幼稚園 60人 60人  
B大谷幼稚園 70人 50人  
C双葉幼稚園 35人 45人 15人
D柏林台カトリック幼稚園 40人 80人 30人
E藤幼稚園 65人 65人 10人
F聖公会幼稚園 50人 45人  
 記事はこう伝えています。

 ここで不思議に思うのは、「葵幼稚園」の名前が出てこないのです。


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