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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第105楽章 ―スケート王国復活の予感―

 手元にある平成25年の新聞記事から当時の幼児教育の世界をのぞいてみます。先ず1月です。

 帯広市内にあるつくし幼稚園が、15年ぶりに幼児だけのスケート大会を復活させています。つくし幼稚園はスケートだけではありません、サッカーにも力を入れているスポーツ幼稚園として有名です。15年前までは毎年幼児だけのスケート大会を開始していたのですが、参加者の減少が理由で取りやめていたのでした。現在、幼稚園や保育園にお子さんを通わす保護者の中にも自分の幼稚園時代、自らがスケート選手として競い合ったお父さん、お母さんはたくさんいます。

 さて、このスケート大会の特長は、競技を年齢で分けていないところです。通常、幼稚園は年少、年中、年長とそれぞれ年齢別に分かれますがこの大会は違います。それと、別のスポーツ大会では、幼児や小学校の低学年クラスは年齢どころか順位をつけることに気遣いをすることもあるのですがこの大会は違います。参加賞は全員に渡りますが、決勝にでた選手には順位が付きメダルも渡します。むしろここに、小さな子どもたちと向き合う幼児教育関係者の教育的配慮を感じます。(平成25年1月11日付け十勝毎日新聞)

 次は、大谷学園の記事です。十勝管内で短期大学、高校、幼稚園や保育園を経営する帯広大谷学園が90周年を記念してグループの職員交流会を開いています。地域の関係者も招いて160人の参加者で有意義な時間を過ごしと記事にあります。大谷学園は、大正12年に帯広尋常小学校旧校舎に帯広大谷女学校を開設しています。昭和23年、新制帯広大谷高等学校を開校、昭和31年、帯広大谷幼稚園を開園、昭和35年には帯広大谷短期大学を開学しています。このように、十勝の教育界では常にリーダー的役割を果たしてきた90年の歴史は見事と言えます。(平成25年1月19日付け十勝毎日新聞)

 1月最後の記事は、24時間保育が経営上の理由から存続が危うくなっているという内容です。24時間保育を受け入れている施設は市内に2か所あるが景気の悪化を理由に利用者が減っていること、一か所だけ認可保育所で午前3時まで受け入れてくれるがこれでは細かな対応はできないため双方が困っているとの報道です。(平成25年1月23日付け十勝毎日新聞)  


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