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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第100楽章 ―卒園記念に似顔絵を―

 平成23年11月11日の十勝毎日新聞に、似顔絵画家菅野孝雄さんが紹介されています。幼稚園を卒園する子どもたちの似顔絵を描いて8年が過ぎた記念の取材です。ここでいう幼稚園とは、葵学園が経営する帯広の森幼稚園とつつじが丘幼稚園です。

 
二つの幼稚園では、平成15年まで卒園する子どもたちに記念品を贈っていましたが、その品は毎年違っていました。この記念品を葵学園の特色あるものにしたいと考えたのが「園児の似顔絵」でした。

  その描き手に選ばれたのが菅野孝雄さんです。菅野さんは広尾町の出身です。15歳で当時帯広にあった映画上映会社夷石興行へ入社しました。そこで映画の看板絵師として役者の絵を描き続けてきました。映画の看板には、見る人の目に飛び込んでくるような技術が求められます。つまり、鮮やかな色彩で、大胆でアピール力の強い絵が求められます。そして、最も肝心なことは役者の顔が似ていなくてはなりません。菅野さんの「流儀」になっている「たった一枚の絵でもおろそかにしたくない」心がまえはそのころに培われたのでした。

  菅野さんが描き続けた似顔絵は平成16年は155枚、17年も155枚、18年は146枚、19年は141枚、20年は169枚、21年は146枚、22年は157枚、23年も157枚でした。何と、8年間の合計1,226枚です。間違いなくこの似顔絵は、卒園アルバム写真とは趣を異にした、正に葵学園の歴史を語る大切な特色になっているのです。


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